あゝ名盤 シングル編⑫「青葉城恋唄」さとう宗幸

f:id:tomiisan:20170603221648j:plain

青葉城恋唄」さとう宗幸(1978年5月5日)

A面「青葉城恋唄」
作詩:星間船一
編曲:石川鷹彦
 
B面「昔きいたシャンソン
作詩:主太郎
編曲:石川鷹彦

 

青葉城恋唄」は現在でも仙台を拠点に活動しているシンガーソングライター・さとう宗幸のデビューシングル。
現在では仙台のご当地ソングとして定着しました。
 
中学生の頃に自分の小遣いで買った初めてのCDが宗さん(あえて親しみを込めて、そう呼ぶ)のベスト盤だった気がします。
いや、もしかしたら、アリスや海援隊だったかも・・・。
と言いつつも、とにかく僕が音楽を聴き始めた最初の頃から聴いている人という事は間違いないのです。
 
デビュー前から歌声喫茶で歌っていて、人気のあった宗さんは「青葉城恋唄」を発表する前年、1977年4月からNHK-FM仙台「FMリクエストアワー」のDJを始めました。
このラジオ番組のコーナーでリスナーから寄せられた詩に曲をつけて歌っていたのですが、その時に出来た曲が「青葉城恋唄」です。FM仙台で繰り返し流され、宗さんの曲として定着していきました。
そして、この曲のデモテープがキングレコードに持ち込まれます。こうして1978年5月5日、宗さんのデビューシングル「青葉城恋唄」が発売されました。この時、宗さんは29歳でした。
 
ところで当時、宗さんの「青葉城恋唄」の約1ヶ月後にダークダックスもシングルで「青葉城恋唄」を発売しています。
地元で人気とはいえ全国的には無名だった宗さんを売り出す為に、ダークダックスと競作という形をとったのです。
さらにこの年の8月、倍賞千恵子さんもアルバムで「青葉城恋唄」をカバーして発表しています。
今ではいろんな人が「青葉城恋唄」をカバーしていますが、すでにこの年からカバーされ始めているんですね〜。
 
地元・仙台の応援もあった為か宗さんの「青葉城恋唄」は110万枚、ダークダックスは30万枚という結果になりました。
 
全国的に人気になった宗さんは1978年12月31日、「青葉城恋唄」で紅白歌合戦に出場しました。
 
青葉城恋唄」はほんとに歌詞もメロディーも美しい。聴いていると杜の都・仙台の情景が綺麗に広がります。初めて聴いた中学生の頃から今でも大好きな曲です。
 
 
実はわし、仙台に行った事ないけど・・・。苦笑
 
 
いつか行きたい杜の都・仙台。
 
 
B面「昔きいたシャンソン」は初めて聴いた頃は、めちゃくちゃ渋い曲調とあまりにも暗い内容で好きになれませんでした・・・。
まだ中学生のわしにはついていけなかったのじゃよ・・・。
ところが最近になって何故か好きになってきたのです。この曲の良さがわかるようになってきたという事は、わしも大人になったのね。
あゝ・・・口笛が切ないのう・・・。泣
 
 
宗さんは今だに未CD化作品が多く・・・そろそろ一挙にCD化して欲しいです。レコードも何枚か持っているけど、なかなか見つからない作品もあって・・・。
 
世間では「青葉城恋唄」くらいしか知らないかもしれませんが、他にも良い曲がたくさんあるのです・・・。もっと評価されるべきアーティストだと思います。あまり派手な曲はないけれど、地味だけど名曲の宝庫。
そして曲も良いけれど、宗さんのとっても美しい歌声も好き♪
 
 
 
 
この映像は90年代かしら・・・?