ザ・リガニーズ「海は恋してる」(1968年7月1日)
A面「海は恋してる」
作詞:垣見源一郎
作曲:新田和長
編曲:ありたあきら
B面「花ちゃん」
訳詩:肥後満雄
作曲:T.Gilkyson
原曲:MARIANNE
皆さん、夏の名曲と言えば何を思い浮かべますか⁉︎
サザン?チューブ?
はい、そうですね、もちろんザ・リガニーズ「海は恋してる」ですよね‼︎
ザ・リガニーズは1967年〜1970年まで活動していました。早稲田大学の学生によって結成されたフォークグループです。
ちなみに2005年に再結成しています。
公式HPもあるので、ザ・リガニーズについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
http://www.therigannies.com/
結成当時は新田和長(ギター)、内山修(ベース)、吉田光夫(ギター、バンジョー)、所太郎(ギター)、渡辺真木雄(ギター)というメンバーでした。
「海は恋してる」でデビューした時もこのメンバーです。
後に所太郎、渡辺真木雄が脱退。新たに武藤敏史(ギター)、常富喜雄(ギター)が加入しました。
「海は恋してる」ですが、何故か妙にクセになる曲ですね。初めて聴いたのは高校生の時だったかしら。
歌詞といい、間奏のセリフといい、何か恥ずかしい。笑
しかし、それがこの曲の魅力なのか、10代の頃はよくギターで弾き語りしました。
今でも時々・・・「海はすてきだな〜♪恋してるからさ〜♪」っと突然ふと口ずさんでいる時があります。
そうです、いつの間にか僕のDNAに刻まれていたのです。
ん~、セリフがかわいい。笑
「海も失恋すんのかなあ 涙をいっぱいためるかなあ だけどあふれだしたらこまっちゃうなあ だって俺泳げないんだもん」
というわけで皆さん、「海は恋してる」を歌って、ロマンチックな夏の恋を味わいましょう。
B面の「花ちゃん」ですが、太郎ちゃんが花ちゃんに求婚するズーズー弁の歌。とっても面白くチャーミングな隠れた名曲。
この曲もA面「海は恋してる」同様、妙にクセになる曲です。
さて、ザ・リガニーズですが、実はその後がすごいのです。
新田和長さんは東芝音楽工業に入社し、音楽プロデューサー、ディレクターとして数多くのアーティストに関わります。(赤い鳥、RCサクセション、稲垣潤一、オフコース、甲斐バンド、加藤和彦、かまやつひろし、加山雄三、北山修、サディスティック・ミカ・バンド、寺尾聡、チューリップ、トワ・エ・モア、はしだのりひこ、長渕剛など…)
その後、1984年にファンハウスを設立し、代表取締役社長に就任。
2001年にドリーミュージックを設立。その後もプロデューサーとして活躍、平原綾香さんなどを手掛けています。
武藤敏史さんも東芝音楽工業に入社。プロデューサーになり、オフコースなどを手掛けました。
所太郎さんはシュリークス、ピンク・パンサーなどのグループで活動。その後、何とテレビレポーターに!
内山修さんと常富喜雄さんはジ・アマリーズのメンバーだった田口清さんと1971年、猫を結成。吉田拓郎のバッグバンドを務めたり、「雪」「地下鉄にのって」などをヒットさせました。
猫は僕が中学生の頃から好きなバンドです。
猫に関してはまた別の機会で触れたいと思います♪
というわけで、ザ・リガニーズのメンバーはその後もそれぞれ音楽業界で活躍!
あゝ恐るべし、ザ・リガニーズ‼︎
ザ・リガニーズ「海は恋してる」
2009年の映像