砂の城

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砂の城

作詞・作曲  冨井祐輔

 

朝の光に包まれた丘の上
君の城を見下ろしている
僕は時を見ながら眺めている

君の城には過ぎ去りし想い出が
霧の中で眠り続ける
起こすことも忘れて扉の中

狂った果実をかじる僕
瞳の中を駆け抜ける
空にはまだうっすらと月の輝き


君の愛したあの頃の夢のかけら
砂の城になり生きている
愛の花を部屋の中 飾っておこう

君の部屋の水槽の中で育てた
見たことない魚たち
それがいつか空を飛び周っていた

空からラッパの音がする
それを合図に城は崩れる
口笛を吹きながら僕は見ていよう