冬の時代


冬の時代

「冬の時代」

作詞・作曲  冨井祐輔

 

憂鬱な顔で目を覚ます
爽やかすぎる朝 貧しくなる心を
感じながら生きている

窓の外光る 雪の海
飛び出し走りまわる子ども達を見ながら
無邪気な頃 想い出す

いつからだろう
大人になり過ぎて
重たい荷物で潰れそう
雪の海に飛び込んで
泳ぐ勇気が欲しい


雪に埋もれてゆく我が心
もしも愛する人 そばにいてくれたなら
この景色も違っただろう

春待つ孤独は語らずに
凍てついた愛を溶かすことをひっそり
信じながら漂っている

いつからだろう
大人になり過ぎて
重たい荷物で潰れそう
雪の海に飛び込んで
泳ぐ勇気が欲しい


昨夜のウィスキー 気怠く
身体の中残り 捨てて来た過去
気がつけばまた拾う

汚れた魂 浄化する
冬の時代忍び 遠き春の足音
耳を澄ませ夢描く

いつからだろう
大人になり過ぎて
重たい荷物で潰れそう
雪の海に飛び込んで
泳ぐ勇気が欲しい