「想い出の学生街」
作詞・作曲 冨井祐輔
街に流れる秋の風
半袖のシャツはもう似合わない
私は学生街を一人で歩く
賑やかな声を耳にしながら
あなたのいない暮らしにも
慣れていかなければ・・・
街は色づく銀杏並木
歩くたびにあなたが色褪せる
二人で入った喫茶店
今でも変わらない味なのね
私は苦い珈琲を一人で飲む
砂糖もミルクも何も入れずに
あなたはまるで渡り鳥
旅に生きる人
空は暮れゆく走馬灯
かりそめの季節はまだ続く
あなたの愛した映画館
二本立ての古いフランス映画
小雨降る中 待ち合わせて
相合傘で 歩いた道程
初めて触れた あなたの指
いつしか絡め合った
そんな愛の日 夢のよう
あの頃の私とすれ違う