レコード・コピー・弾き語り 岡林信康/アルバム【復刻版】

f:id:tomiisan:20170616032351j:plain

 

最近、個人的に岡林信康ブームが再熱しています。

何故かと言うと先日、「レコード・コピー・ギター弾き語り   岡林信康/アルバム【復刻版】」(ドレミ楽譜出版社)というのを購入したんですよ。本屋で見て、何かステキな表紙で良いなぁと思って。笑

 

内容は岡林さんの初期作品の楽譜が載っています。

「わたしを断罪せよ」(1969年)、「見るまえに跳べ」(1970年)、「俺らいちぬけた」(1971年)、「金色のライオン」(1973年)の初期4枚のオリジナルアルバム収録曲&この期間に発表されたシングル曲。

 

 

岡林さんの曲を初めて聴いたのは高校1年だったと思います。フォーク少年だった僕にとって「フォークの神様」と言われる岡林さんは気になる存在でした。

 

初めて聴いた岡林さんのアルバムは「わたしを断罪せよ」(1969年)でした。

「山谷ブルース」や「手紙」とか何て暗い歌なんだろうと思いましたが、メッセージがフォーク少年の心に突き刺さりました。

それと全体的なサウンドはフォークって感じなのですが、「今日をこえて」「それで自由になったのかい」などはバンド演奏でフォークロックって感じなのも良いなぁと思いました。

アルバム最後に収録されている「友よ」の前に語られる1969年当時の岡林さんのメッセージも高校生の僕に印象に残りました。

「わたしを断罪せよ」は岡林さんの当時の苦悩が反映されていたり、その後ロックへ移行する前兆もあり、とても興味深いアルバムです。

ここから僕は「岡林信康」というアーティストに傾倒していくようになります。

 

僕が高校生の頃(2003年4月~2006年3月)、岡林さんの大半のCDアルバムが廃盤で入手困難でした。

高校生当時、入手可能で持っていたCDアルバムは「わたしを断罪せよ」(1969年)、「岡林信康自作自演コンサート狂い咲き」(1971年)、「岡林信康」(1976年発表の2枚組新録ベスト盤を1枚に再編集した盤)、「GOOD EVENING 岡林信康LIVE!」(1980年)でした。これ以外のアルバムは廃盤で入手困難・・・高校生の僕は岡林さんの音源に飢えていました・・・。

レコードプレイヤーも持っていましたが、なかなか岡林さんの作品を見かけず・・・。

ってか、ディスクユニオンとかレコファンとかに行くようになったのは大学生になってからで・・・。高校生当時は地元のお店で探していたのですが・・・。

 

ところが時代は変わりました。

僕が大学生の頃、2008年頃からですが岡林さんの入手困難だったアルバムが次々とCDで復刻&再販されたのですよ!!!

しかも初期のURC時代だけではなく、その後のCBSソニー時代、コロンビア時代、ビクター時代、EMI時代、クラウン時代、自主制作盤など・・・何と1969年~2000年代までアルバム復刻ラッシュ!!!

もちろん、全部買いましたよ!!!

 

わし、実は大学の卒論、「岡林信康」について書きました。笑

 

卒論、わしの手元にない。いや、実はフロッピーにデータ残っているはずだけど、もうフロッピー見れるパソコン使ってない。大学生の時はすでにUSBあった気がするんだけど、何故わしはフロッピーに・・・。

 

それにしても岡林さんは音楽性の変遷の激しい人です。フォーク、ロック、演歌、ニューミュージック、テクノ、エンヤトット・・・となかなかついて行くのが大変・・・。ですが、どの岡林さんも好きです。

 

岡林さんはその時の本人の心情が楽曲に反映されるタイプのアーティストです。作品に人柄が表れていますね。

そして、生き方がロックなのです。

 

岡林信康」今でも僕に影響を与え続ける偉大な男です。

 

 

 

 

f:id:tomiisan:20170616033312j:plain

アルバム「わたしを断罪せよ」(1969年)

 

 

 

 

 

f:id:tomiisan:20170616033335j:plain

 アルバム「見るまえに跳べ」(1970年)

 

 

 

 

 

f:id:tomiisan:20170616032507j:plain

アルバム「俺らいちぬけた」(1971年)

 

 

 

 

 

f:id:tomiisan:20170616032531j:plain

アルバム「金色のライオン」(1973年)

 

 

 

 

 

「私たちの望むものは」岡林信康はっぴいえんど


私たちの望むものは/岡林信康Withはっぴいえんど