あゝ吉祥寺・井の頭公園 青春音楽映画「PARKS パークス」

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最近観た映画の話。テアトル新宿で「PARKS  パークス」を観ました。東京・吉祥寺の井の頭恩賜公園の開園100周年を記念して製作された映画です。橋本愛さん、永野芽郁さん、染谷将太さんが出演している青春音楽映画です。

http://www.parks100.jp

 

「PARKS  パークス」(2017年/監督:瀬田なつき
井の頭公園の脇にあるアパートで一人暮らしをしている女子大生・純(橋本愛)のもとに突然、見知らぬ女子高生・ハル(永野芽郁)が訪ねて来ます。
ハルは50年くらい前にここに住んでいたという「佐知子」という女性を探していると話します。
ハルは亡くなった父親について小説を書きたいと思っており、父親が保存していた手紙から「佐知子」は父親の元・恋人で、手紙と50年前の写真から吉祥寺にやって来たといいます。
 
ハル(永野芽郁)を手伝う事にした純(橋本愛)は「佐知子」の現在の居場所を見つけ出し、2人で会いに行きます。
しかし、そこで佐知子の孫・トキオ(染谷将太)から彼女はすでに亡くなっている事を知らされます。
 
数日後、トキオは祖母の遺品の中からオープンリールテープを発見します。
再生するとハルの父親と佐知子達によるラブソングが録音されていました。しかし、テープが劣化していて、途中までしか聴く事が出来ません。そこで、純、ハル、トキオは曲の続きを作る事を試みます・・・。
 
 
吉祥寺と井の頭公園を舞台に50年前の恋人達の記憶と現代を生きる若者達の夢がつながり、動き出す姿を描いています。
「音楽」と「青春」という僕好みの作品で、とても大好きな作品になりました。
 
 
橋本愛さん、独特の雰囲気が好きです。歌声も良いですね。スラッとして綺麗で透明感があります。この映画を引っ張っていく魅力に溢れています。
 
永野芽郁さん、最近よくTVや映画で見かけます。このブログで書きそびれましたが、最近、ヒューマントラスト渋谷で「ひるなかの流星」を観たんですよ。抜群の存在感を発揮していて、この作品でも存在感ありました。あ、そういえば「ひるなかの流星」も吉祥寺が舞台の映画でしたね。
 
染谷将太さんも良い味を出していて、目が離せません。飄々としていて、愛さずにいられない登場人物でした。
 
 
この映画は王道の青春映画でも音楽映画という感じでもなくて、なかなか実験的でぶっ飛んでいます。賛否両論みたいですが、僕は面白いと思います。
どういう感じなのかは実際に観て欲しいと思います。
井の頭公園開園100周年記念で製作された映画ですが、監督の作家性が強く出ています。
 
 
この映画で特に印象深い登場人物はハル(永野芽郁)かな。不思議な子で、何か謎なんだけどね、そこがまた気になる要素なのかも。
 
とにかく僕は観終わった後、すごく良い映画を観たと感じて、爽やかな明るい気分になりましたよ。
 
 
吉祥寺といえば「住みたい街ランキング」で1位の街ですね。昨年は恵比寿に1位の座を奪われましたが、今年は再び1位の座を奪還しました。
僕は吉祥寺に住みたいまではいかないけれど・・・やっぱり何となく、憧れたりもします。笑