あゝ名盤 シングル編⑩「チャンピオン」アリス

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アリス「チャンピオン」(1978年12月5日)
A面「チャンピオン」
作詞・作曲:谷村新司
編曲:石川鷹彦

 

B面「君よ涙でふりかえれ」
作詞:谷村新司
作曲:堀内孝雄
編曲:石川鷹彦

 

「チャンピオン」はオリコン週間1位、約78万枚を売り上げたアリス(谷村新司堀内孝雄矢沢透)最大のヒット曲であり、代表作。
この頃、アリスはヒット曲を連発していて人気も絶頂期でした。そんな勢いがこのシングルからも感じられる気がします。
アリスはまさにこの曲のタイトルのように当時のニューミュージック界の「チャンピオン」といっても良いかもしれません。

 

「チャンピオン」はボクシングのチャンピオンが若い挑戦者に敗れていく姿を描いています。すごくドラマチックな曲で、思わず熱い気持ちになりますね。
モデルは当時活動していたボクサー・カシアス内藤さんとの事です。

 

もともとチンペイ(谷村新司)さんが作った「チャンピオン」はデモテープの段階ではボサノバ調のテンポのゆったりした曲調だったらしいです。それを石川鷹彦さんがアコースティックギターの力強いイントロから始まるアップテンポの曲にアレンジしました。
こうして「チャンピオン」はノリノリな曲に変わり、シングルとしてリリースされ大ヒットしました。(アルバム「アリスⅦ」に収録)

 

さて、ところでアリスが「チャンピオン」を発表する少し前に古井戸が「チャンピオンが負けた日」(1978年5月21日)という曲を発表しています。何か似ている気がするんですよね…。偶然かしら…。

 

それとサイモン&ガーファンクルの「The Boxer」という曲にも・・・。全体的な曲調は似ていないんだけど、後半の「ライラライ…」というあたりが似ている気が…。影響受けているのかしら…。

 

という疑惑(?)はありますが、なんだかんだで「チャンピオン」は好きでギターでジャカジャカ弾いて歌ったりしたものです。

 

それと「チャンピオン」っていかにも汗臭い男の世界という感じなのに、バンド名がアリスという女の子ぽい名前なのも良いですね!笑

 

B面「君よ涙でふりかえれ」はオリジナルアルバム未収録の隠れた名曲。故郷を離れ、旅立つ青年の心情を描いています。
派手な「チャンピオン」の影に隠れていますが、静けさの中にこれから新しい場所で生きて行こうという熱い想いを感じさせる曲です。


アリスは中学時代から聴いていて、初めてハマったバンドかもしれぬ。
わしの音楽の趣味が爺になったのはアリスが原因かも。

 

とにかくアリスはわしに多大な影響を与えたバンドなのじゃよ。ふぉふぉふぉ。

 

 

 


チャンピオン アリス