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あゝ名盤 シングル編⑥「恋人もいないのに」シモンズ

シモンズ「恋人もいないのに」(1971年8月5日)


A面「恋人もいないのに」
作詞:落合武司
作曲:西岡たかし
編曲:葵まさひこ
 
 
B面「おとずれる愛に」
作詞・作曲:瀬尾一三
編曲:ボブ佐久間
 
 
シモンズ「恋人もいないのに」を初めて聴いたのはたぶん中学の頃に観た映像だと思います。フォークソングを特集している番組があって、それで聴いたのが最初だった・・・ような記憶あり。レコードのシングル盤を初めて聴いたのは高校生になった頃だったかな。
 

 

 
「恋人もいないのに」はシモンズ(田中ユミ、玉井タエ)のデビュー曲。作詞の落合武司さんという方はどういう人物なのか調べてみたのですがよくわからなかったです・・・。放送作家…らしいのですが・・・。
 
 
作曲は五つの赤い風船のリーダー・西岡たかしさん。西岡さんの作品は好きで、五つの赤い風船ももちろん好きなグループ。個人的には西岡さんが作曲しているという点でも思わずニヤニヤしてしまうのです。
 
 
西岡さんが付けたメロディーはとても美しい。それをさらにシモンズの2人が歌い、ハモり、聴く人の心に染みわたっていく…。
シモンズの歌はキレイな湧き水…のような爽やかさがあります。例えば「恋人もいないのに」のような失恋の歌でも、どこかに明るさがある気がするのです。だから、あまり深刻な気持ちになり過ぎないで聴く事が出来ます。
 
 
シモンズは田中ユミさん、玉井タエさんによるフォークデュオ。2人とも大阪府出身。シモンズの名前の由来は「サイモン&ガーファンクル」のサイモン(Simon)をローマ字読みしたもので、2人は「サイモン&ガーファンクル」のファンとのこと。「恋人もいないのに」でデビューした時、2人は高校卒業したばかりの18歳でした。
 
 
オリジナル曲もあるのですが、とりあえずデビュー曲は他の人が書いた曲で・・・という事で当初デビュー曲は「あの素晴らしい愛をもう一度」(作詞:北山修/作曲:加藤和彦)の予定でした。ところが、「あの素晴らしい愛をもう一度」は加藤和彦北山修コンビが歌う事になり・・・急遽、「恋人もいないのに」にデビュー曲は変更になりました。
 
結果的にどちらの曲のほうが良かったかは、今となってはわかりませんが「恋人はいないのに」は約60万枚を売り上げる大ヒット曲になり、第13回日本レコード大賞新人賞を受賞しました。こうしてこの曲はシモンズの代表曲になり、現在でも70年代フォークソングの名曲として音楽史に刻まれています。
 
 
 
ところでB面「おとずれる愛に」ですが、作詞・作曲が瀬尾一三さんですね。えっ、編曲じゃなくて作詞・作曲なの?っと思う人もいると思います。後に吉田拓郎長渕剛中島みゆきかぐや姫、風など・・・様々なアーティストの編曲者としてその名前が登場し、まさに70年代以降の日本の音楽史を作った1人といってもいいアレンジャーになりました。
実は瀬尾一三さんはもともとシンガーソングライターとして活動していました。その後、アレンジャーになったのです。この曲はシンガーソングライター時代の瀬尾一三さんの今となっては貴重な作品です。この曲以外にもシモンズのアルバムに数曲、楽曲提供をしています。
 
 
実は去年あたりからシモンズ、マイブームになってきました。その美しいハーモニーに惚れ惚れしてしまいます。2人とも歌声が明るくて、癒されるのです。んー。
 
恋人もいないのに~♪